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陰影のある峠 












名のある峠 名もない峠

二〇〇〇m級の峠 山岳の訪れ難い峠

三六〇余りの様々な峠を越えて来た

その中で

こころの琴線に触れるのは

陰影のある峠か



苦しさの果てに上り詰めた峠より

見渡す限りの絶景に圧倒される峠より

行き交う人も今や絶え

ひっそりと古の道に残る

陰影に彩られた峠

そんな峠にこころ惹かれる









幾人もの旅人が道を踏みしめ踏みしめ

額に汗し 越えた峠

村から村へ 

街から街へ

背中に背負った荷は何だったろう

こころに背負った荷は何だったろう



額の汗をぬぐい 

遠くを見つめる目の先に映ったものは何だったろう

断ち切って来た過去の想いか

愛する人や家族の笑顔か

これから赴く旅先の姿か

幾千の幾万の旅姿を見つめ続けてきた峠



過去から未来へと連綿と続く時の流れの中に

人々の姿の記憶と共にあり続ける

陰影のある峠

そんな峠に立つと

時の連続性の中に居る己の姿を見出す









時の流れの中に生命が流れ込み

過去と現在と未来が繋がる

瞬間の永遠の中

生命と時が一つとなって意識が無限に拡大し

意識は虚空へと飛翔する



死と再生

追い求めるテーマに

陰影のある峠こそふさわしい
 








闇を抜け 光の中へ

母の胎内から 明るい慈愛の中へ

陰陽の司る流転の一齣

生と死の狭間

陰陽のある峠は

その象徴なのだ










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